「地震大国」と呼ばれるように、日本はなんども巨大な地震に襲われています。しかし、私たちの防災意識が高ければ、震災の被害を最小限に抑えることは可能です。国内に地震の安全地帯は無いという意識で日ごろから備えることが重要です。
建物の構造及び用途や使用状況等から発生する危険を排除し、安全性を確保する。
(ロッカー等の固定や避難経路の物品排除など)
防火管理者が中心となり、普段から点検や整備を行う。
従業員各人に職場の安全対策や人命安全対策についての意識を徹底させる。
地震発生時に行うべき措置の内容を具体的に定め、日頃から訓練しておく。
危険物施設等における事前の出火防止対策
地震動によって危険物が溢れることはないか。
タンク等の転倒、落下防止措置は万全か。
安全な場所で使用されているか。
危険物容器の転倒、落下及び浸水、混合を防ぐ措置をしているか。
送油管等の緩衝装置の機能は良いか。
ケガをしたら火の始末や避難行動に支障が生じる。家具類などの転倒・移動対策をしておくことが肝心。
ふだんから習慣付けておくことが大切。火元付近に燃えやすいものは置かない。
とくにマンションなどの中高層住宅では出口の確保が重要。逃げ口を失ったら避難ができない。
ふだんから習慣付けておくことが大切。火元付近に燃えやすいものは置かない。
身の安全と火の始末を図ったうえでしばらく様子を見よう。外に逃げるときは、瓦やガラスなどの落下物に注意をし、落ち着いた行動を。
屋外にいたらビルや公演などに避難。落下物やブロック塀の倒壊の危険区域には近寄らないこと。
日本海中部地震や、東北地方大震災では津波が大災害を招いた。居住地の自然環境をよく知っておくことが二次災害防止には大切。山間部や海岸地帯で地震を感じたら早めの避難体制を。
避難先までは複数の経路が必要。むやみに避難せず、組織などの指示でまとまって(集団で)行動しよう。
多数の負傷者が出れば病院などでの手当てにも限界が。地域ぐるみでの応急救護の体制づくりが大切。高齢者や体の不自由な人、けが人に声をかけ、みんなで助け合う。
事実は一つ。うわさやデマに振り回されない。ラジオや市町村などからの正しい情報をつかみ、的確な行動を。
震度 0 | 人は揺れを感じない |
震度 1 | 屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる |
震度 2 | 屋内にいる人が揺れを感じる |
つり下がっている電灯などがわずかに揺れる | |
震度 3 | 屋内にいるほとんどの人が揺れを感じる |
棚の食器が音をたてることがある | |
震度 4 | 眠っている人のほとんどが目をさます |
歩行中の人も揺れを感じる | |
部屋の不安定な置物が倒れる | |
震度 5弱 | 家具が移動する |
食器や本が落ちる | |
窓ガラスが割れることもある | |
震度 5強 | タンスなど重い家具が倒れる |
外では自動販売機が倒れることがある | |
自動車の運転は困難 | |
震度 6弱 | 立っていることが困難 |
壁のタイルや窓ガラスが壊れたり、ドアが開かなくなる | |
震度 6強 | 立っていられない。はわないと動くことができない |
重い家具のほとんどが倒れ、戸がはずれて飛ぶ | |
震度 7 | 自分の意思で行動できない |
大きな地割れや地すべり、山崩れが発生する |
震度
地震の揺れの大きさを表す。
マグニチュード
地震のエネルギーの大きさ(規模)を表す。
※ 一般的に・・・・・
・「マグニチュードが大きくても、震源が遠い場合」は震度が小さくなる。
・「マグニチュードが小さくても、震源が近い場合」は震度が大きくなる。