人間の生活には、水は必要不可欠なものです。しかし・・・。
水の事故は1年を通して起きています。一人一人、保護者が注意して水の事故を予防しましょう。
水の事故はどんな場所で起きているのでしょう。
・ 海、川、池、湖沼等
屋外の水の事故は、海、川、池、湖沼等で起きています。子供たちは遊びに熱中するほど周囲の状況が見えなくなります。決して子供達だけでこのような場所で遊ばせてはいけません。
・プール
水泳は全身を使う運動で、体づくりにプールは最適な場所です。しかし、水中は陸上の環境とはまったく違った環境となりますので、ふざけたり、禁止されていることは決して行なってはいけません。
・ 家の中(浴槽、洗濯機等)、家の周囲(井戸、工事現場、側溝、下水道等)
屋内での水の事故は原因の上位を占めています。
子供は好奇心と行動力のかたまりです。家の中の水の事故は大人が気を配れば予防できるものです。家の中は本当に大丈夫なのか子供の見になって見直す必要があります。
また、家の周囲にも危険なところはたくさんあります。子供たちは危険な所ほど興味を引かれるものですが、危険かどうかの判断ができません。家の周囲にも気を配り、子供に危険であることを話すことを心がけましょう。
(1) 水遊びをする場合
遊泳禁止、立ち入り禁止の場所では遊ばない
子供達だけでは遊ばない。
水に入る前は必ず準備運動をする
健康状態を良く調べる
海、川では思いのほか流れが速かったり、深かったりするので十分注意する
プールの排水溝、循環口には絶対いたずらをしない
泳げない人は、浮き輪などで深いところに行かない
自分の泳力を過信しない
悪ふざけをしない
溺れたまねをしない
プールでのルールを守る
指導員、監視員の指示、注意を守る
(2) 家の中(浴槽、洗濯機等)、家の周囲(井戸、工事現場、側溝、下水道等)
浴槽内の残り湯
使用中の洗濯機の周囲に椅子、台等を置かない
洗面所、トイレ
水の入ったままのビニールプール
水の入っているバケツ等
庭の池
ふたの無いマンホールや下水道
井戸
工事現場等の水溜り
側溝、下水道、用水路等
救助しようとして、二重事故が起きることが良くあります。普段からどのようにして救助する方法が一番良いか考え、子供たちに話しておくことが大切です。
(1) 大人がいないときは、急いで大人の人を呼びましょう。
(2) 水の中に入って救助することは大変危険です。
陸から周りにある物を差し伸べましょう。
(浮き輪、ペットボトル、棒、板等浮力のあるものを溺れている人に掴ませる。ロープ、竹ざお、ズボン、ベルト、Tシャツ、ズボン、服をつなぎ合わせたものを差し伸べて岸に引き寄せる。)
(3) 119番に連絡しましょう。
水遊びをする時、子供は親の予期せぬ行動をすることがあります。
小さいお子さんからは絶対に目を離さないようにしましょう。
「この場所だったら大丈夫」一瞬の油断が大きな事故に繋がります。
「こういうことをしたら、こんな危険があるかもしれない」ということを常に考え、危険予知能力を高め水の事故が起きないようにしましょう。