あなたの事業所で、もし異臭があったらどうしますか?
有毒ガスとは、人体(生物)に害をおよぼす気体やエアロゾル(微粒子を含む気体)のことです。
ガスの種類によっては、少量のガスを吸い込んだだけで、咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気があり、高濃度では死に至る可能性があります。
一般に知られているのは、硫化水素ガス、塩素ガス、アンモニアガスですが、いずれも独特な臭気があり、空気よりも比重が重いのが特徴といえます。
また、プロパンガスや都市ガスに毒性はありませんが、充満し濃度が高くなることで、酸素欠乏症や一酸化炭素中毒に陥る危険があります。
※異臭を感じたら、速やかに119番通報してください。
(1)屋内で異臭を感じたら
→ 屋内で異臭を感じたら、屋外に出て隣接する家屋の人々に知らせ、風上側の安全な場所に避難する。
(2)屋外で異臭を感じたら
→ 屋外で異臭を感じたら、地形、風向きなどを考慮し、ただちにその場を離れ、風上の高い場所に避難する。
(3)異臭を感じた時の対応
→ 消防や警察が到着するまで異臭のする場所に近づかない。
硫化水素ガス・・・腐卵臭
塩素ガス・・・刺激臭
アンモニアガス・・・不快臭
都市ガス・プロパンガス・・・玉葱の腐敗臭
1 周囲に知らせるとともに、119番通報 | 2 応援を要請する | 3 安全確認を行い、安全な場所に避難する |
臭気の発生場所を確認する時は??
・硫化水素用マスク、保護ゴーグル装着の上、確認を行う。
・室内には入らない、近寄らない。 (二次災害の危険があるため)
・エアコン、換気扇は停止する。